ミームが人を殺す


「偽善者にもなれない偽善者」と呼ばれ、スボンを脱がされて、自殺した少年について、この間(2006年10月22日)のサンデージャポンという番組で10分間程度の時間をとって、議論されていました。(爆笑問題が司会をしてテリーイトウや飯島愛、などがでている番組です。)

(この番組において、たしか私立の高校の教師という人と、もう一人の人が真剣な議論をして、番組は一時、緊張につつまれました。)

尚、先生が、一人の生徒を標的にするのは、残りの生徒を自分の味方につけて、クラスをまとめるためだった。というような話もでました。なんだか、昔の「いけにえ」 みたいだと気がつきました。

記憶があいまいなのですが、「シカガワ君」という少年がクラスで葬式ごっこをされて、「これじゃ生き地獄になっちゃうよ」という遺書を残して自殺した事件があったように記憶していますが、葬式ごっこをするというのは、まさに「いけにけの儀式」のようです。


クラスのみんなからいじめられ、先生からもいじめられると、その子供は、居場所がなくなってしまいます。こんなにいじめられるのは、自分なんかいないほうがいいからだと思ってしまいます。自分が死ねば、みんなが喜び、自分も楽になれると、考えて自殺してしまったと思われます。


山梨の女子高生が、ブログに「きもい」などとと書き込まれて自殺未遂をしたというニュースをみました。「偽善者」「きもい」「うざい」という言葉(ミーム)が人の心に突き刺さり、死に追いやることがありえるのかもしれません。(そうではないかもしれません。)