愛と憎しみ
この世に「愛」というものがあるとして
なぜ「愛」があるのだろうと考えた。
もし愛がなければ、この世は「競争」や「憎しみ」
や「弱肉強食」「いじめ」のようなものばかりが存在して、
殺伐としたものになり、さぞつらいものになるだろうと
思われる。ああ、「愛」「道徳」「慈悲」というものがこの世に
あって本当によかった。
ただし「愛」がなければ、「憎しみ」は当たり前の
ものになり、あえて「憎しみ」という名前をつけて
区別して認識する必要はないだろう。「愛」があるからその
対称として「憎しみ」が存在するのかもしれない。
「愛」と「憎しみ」は反対のもののようであるが
場合によっては、ひとつのものであり、同じものを裏と表から
見ただけのということもあると思う。
お互いに「愛するもの」を守るために「殺しあっている」という
こともあるかもしれない。
そう思うと複雑であり、ちょっとぞっとする。